【2021年版】シンガポールに留学したら生活費はいくら必要なのか?
今回は、シンガポールへ留学の際にかかる生活費と学費についてご紹介したいと思います。
シンガポールは物価の高い国というイメージがある方もいるかもしれませんが、実は日本とあまり変わらないのが現状です。
確かに、車やお酒などの嗜好品については日本よりも高い部分もありますが、勉強が目的の留学生にとってはそこまで気にならないと思います。
なので今回はそのような「留学中の生活費ってどのくらいかかるの?」という人から「やっぱり学費も高いの?」という人まで、シンガポールの生活費と学費について気になる人向けの記事になります。
それではどうぞ!
シンガポール滞在時に掛かる生活費
まず、生活費として大きく分けるとすると、
- 家賃
- 食費
- 交通費
- 携帯代
- その他交際費
これら5つのカテゴリーでしょうか。
今回はシンガポール在住20代日本人の経験を元に、1項目ごとにご紹介していきます。
家賃について
シンガポールの国土は東京23区ほどの大きさしかないので、必然的に住宅の価格は高くなります。
日本の賃貸のようにひとり暮らしのお部屋を借りると最低2,000ドル程(約16万円)掛かってしまうため、多くの若者がシェアハウスを選択しています。
ひとつの大きな家の中に3つか4つほど個別の部屋があり、そこの1つに住むといった形です。リビングやキッチンなどは共同です。
シェアハウスであれば一つのお部屋を光熱費やWi-Fi代込で600~1,300ドル(約5万円~10万円)程で借りることができます。
基本的にこのようなシェアハウスは外国人が住むコンドミニアムになります。
コンドミニアムとは日本で言う「マンション」に近いですが、プールやジム、バーベキュー等の共有設備を備えています。なので、日本のマンションよりとてもラグジュアリーな暮らしができます。
完全一人暮らしはできないですが、必要な家賃が5万円から10万円であれば、日本とそれほど変わらないと思います。
食費について
シンガポールの食費は月に約600ドル(約48,000円)と、日本とあまり変わらない金額だと思います。
1日の食費を20ドル(約1,600円)として、1ヶ月(30日分)とした場合の計算となります。
ちなみに全て外食です。
なぜなら外食の方が食費を安く抑えられるからです。
シンガポールにはホーカーセンターと呼ばれる地元の方が毎日利用するフードコートがあります。
これらの場所での食事は一食が3~6ドルと非常に安く、味も凄く美味しいです。
ミシュランの星付きのホーカー店もあったり、元有名レストランのシェフがいるホーカー店などもあるので、味や料理には飽きません。
もちろん、日本食レストランの「やよい軒」や「一風堂」など、大手チェーン店でご飯を食べると1食約20ドルくらいするので、留学生の方はたまに行く程度がいいと思います。
ただ、お酒類は高いので注意が必要です!
探せばアルコールが安いお店もあるので、しっかりとお店を見極めてから行くことをおすすめします。
交通費について
シンガポールの交通費は日本と比べて、もの凄く安いです。
国土が小さいため、車の数を政府が制限しているなかで、政府はわざと公共交通機関の価格を格安に設定しています。そうすると人々が気軽に外に出ることができて、色んな場所に足を運べるようになるからです。
シンガポールの電車はどれだけ乗っても最高で2ドル程(約160円)と格安で、バスだと更に安くなります。
電車やバスに乗る回数にもよりますが、毎日4回乗ったとして、片道1ドルだとしたら、1ヶ月で120ドル(約9,600円)となります。
シンガポールのタクシーも日本より断然安いので、気軽にどこへでも遊びに行くことができます。
携帯代について
シンガポールの携帯代(通信費)も日本と比べて非常に安いです。
留学中にわざわざシンガポールで新しいスマホを買う必要は無いと思うので、SIMカードだけを購入する形がベストだと思います。
その場合はコンビニなどで買えるチャージ式のSIMカードを購入して、携帯を使っている留学生が多いです。
携帯で動画などを見るとすぐにまたお金をチャージしないといけなくなるので、通話やメッセージのやりとりだけにしましょう。
先ほど家賃の項目で紹介したシェアハウスであれば必ずWIFIもありますので、家での通信は問題なくスムーズにできると思います。
もちろん、学校のWIFIも使うことができるので、基本的には家と学校以外の場所で友達とメッセージする程度の使用になると思います。
端末代は含まず、スマホで動画などの大容量の通信を行わないという条件とすると、1ヶ月30ドルもあれば十分だと思います。
その他交際費
友人と遊ぶ際に使うお金であったり、週末に趣味に使うお金も必要ですよね。
基本的に、しっかりとモノを見極めて、節約しようという意識さえあれば、シンガポールでも出費を抑えることが可能です。
ただ、やはり安すぎるのもどうかと思うので、雑貨などはDAISOで買うこともできますし、服もUNIQLOで揃えることができます。
外でコーヒーを飲む際も、スターバックスによりも、ローカルのコーヒーを選ぶことによって、1/3の金額で済みます。
なので、必要なその他費用は個々人によって変わってきますが、しっかりと安くて良いものを選ぶことができるのであれば、シンガポールでも問題なく生活していくことができます。
1ヶ月に必要な費用
私が考える留学生に必要な1ヶ月の費用はこのような感じになりました。
家賃 | 800ドル | 64,000円 |
食費 | 600ドル | 48,000円 |
交通費 | 120ドル | 9,600円 |
携帯代 | 30ドル | 2,400円 |
その他交際費 | 300ドル | 24,000円 |
合計金額 | 1850ドル | 148,000円 |
1ヶ月15万円程度あれば、シンガポールで不自由ない留学生活をおくることはできると思います。
留学生の場合は学生寮もあるので、そちらの料金や条件については、ぜひお気軽にお問い合わせください。
【留学検討中の人向け】日本人留学生にシンガポール留学の魅力を聞いてみた!
シンガポールのビックマック指数
ビッグマック指数とは、各国の経済力を測るための指数で、マクドナルドで販売されているビッグマック1個の価格を比較することで得られる数値です。
ビッグマックは世界の多くの国で販売されていて、材料や調理法などがほぼ共通で、基本的に同じ商品です。
そこでビッグマックを基準にして、各国の物価水準や為替相場を比較しようというのがビッグマック指数となります。
2021年のランキング結果がこちらとなります。
- シンガポール:13位 (462円)
- 日本:25位 (390円)
参照:https://ecodb.net/ranking/bigmac_index.html
このランキングだと、シンガポールの方が物価が高いということになります。おそらく家賃が高すぎるのが原因だと思います。
生活してみると分かりますが、確かにシンガポールの方が物価は高いです。何でこれがこんな値段もするの?みたいなことが結構あります。
ただ、心配ありません。
シンガポールにはたくさんの日本人が住んでおり、安くて良いモノを買えるお店であったり、レストランの情報を持っています。
決していちから自分で開拓する必要はなく、そういった先人たちから情報を貰うことでスマートに生活をおくることができます。
留学を考えている人たちは、まずSNSなどでシンガポール在住の日本人のアカウントをフォローしてみるのもいいかもしれません!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はシンガポールに留学したら生活費はいくらかかるのかについてご紹介させて頂きました。
1ヶ月約15万円であれば、日本で生活するのとあまり変わらないのではないでしょうか。
シンガポールの国土面積が狭すぎるため、どうしても家賃は高くなってしまいますが、シェアハウスを上手く利用して、その点をカバーしてあげることで、シンガポールでも問題なく生活していけることでしょう。
この先、シンガポールに留学を考えている方で、生活のことや学校選びのことでお困りでしたら、ぜひ一度気軽にお問い合わせください!